もう一度、コミュニケーションからはじめよう
2020年は、わたしたちにとって大切な、会話をすること、人と集うこと、自由に移動をすることが制限され、新しい生活様式、新しい働き方、新しい価値観などを求められています。
きのうまでは確かにそこにあった日常は、一瞬にして変わっています。この社会の変化は、“10年先の未来が、たった1年で訪れた”、と表現されるほどなのです。
わたしたちは、10年分の変化についていくために、人と人とのかかわり方、社会とのかかわり方、自分自身とのかかわり方を、新たにはじめなければなりません。
社会とは、いったい何でしょうか?
社会を辞書で引くと、「人の集まり」「営みの集団」と記されています。わたしたちの身近にある集まりや集団は、たとえば、家族、学校、地域、会社、などです。
集まりや集団は、人と人との関係によってつくられます。たとえば、親子関係、友人関係、学校関係、地域関係、会社関係、などです。これらはそれぞれがまとまって、大きな社会関係を形づくっています。
社会関係である人と人との関係や、集まりや集団の関係は、情報のやりとりによってできています。情報のやりとりとはコミュニケーションですから、社会とは、コミュニケーションそのものということができるのです。
社会はこれからどうなるのでしょうか?
それは誰にもわかりません。ですが、今日の状況から、わたしたちが知りえることは、以前のような社会には戻ることはないということです。社会は常に変化するものですが、2020年からの社会の変化は想像を超えています。そのようななかでも、わたしたちにできることがあります。それは、これから訪れる未来をよりよい社会にすることです。
そのためにはどうすればよいのでしょうか?
社会とはコミュニケーションそのものですから、コミュニケーションが円滑になり機能することで、社会がよりよくなることが想像できます。わたしたちが想像できることだけが、わたしたちの現実をつくり出すならば、わたしたちひとり一人が、学びがいや働きがい、あるいは生きがいを持ち、よりよいかかわり合いのなかから、よりよい未来を語り、想像し、実践し続けることで、よりよい社会になるのです。
よりよい社会は、よりよいコミュニケーションで実現します。なぜなら、社会とは、関係であり、集団であり、人と人とのやりとりだからです。やりとりとはコミュニケーションですから、よりよいコミュニケーションの実現は、よりよい社会の実現ということができるからです。
わたしたちのかかわり合いが、社会そのものだとするならば、わたしたちのかかわり合いで、社会をつくり出すことができるのです。あなたのかかわり合いが、わたしたちの未来をつくり出すのです。
さあ、コミュニケーションからはじめましょう。
あなたの笑顔は、新たな未来をつくる源泉なのです。
コーチング研修会社ドリームフィールド